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進化する世界のロボット

  • 執筆者の写真: Takumi Zamami
    Takumi Zamami
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

今回は、ロボットの進化と社会への影響について、とても興味深い話題のご紹介です。


スタンフォード大学で生体工学を教えるジャン・リファード(Jan Liphardt)さんは、ロスアルトの街中を四足歩行のロボット犬と散歩しています。その姿に、子どもは興味津々、親は少し不気味がり、年配の人たちは無関心。まさにロボットへの人々の反応を象徴していますね。
スタンフォード大学で生体工学を教えるジャン・リファード(Jan Liphardt)さんは、ロスアルトの街中を四足歩行のロボット犬と散歩しています。その姿に、子どもは興味津々、親は少し不気味がり、年配の人たちは無関心。まさにロボットへの人々の反応を象徴していますね。

さて、ロボットに対する人々の意見は主に以下3つのタイプに分かれます。


  1. 未来に希望を抱く人たち

  2. 仕事が奪われるのではと恐れる人たち

  3. もうロボットには飽き飽きだという人たち


ところが、2024年から2025年にかけて、“飽きた人たち”の目も変わってくるかもしれません。


現在、世界中で「ヒト型ロボット」の開発競争が進んでいます。アメリカではFigure AI社のロボットがBMWの現場でテストされ、テスラも「オプティマス(Optimus)」というロボットを開発中。実際に物流会社の倉庫では、人間の代わりに荷物を運ぶロボットが導入され始めました。


しかし、現実は甘くありません。床が滑ったり、Wi-Fiが弱かったり、充電の問題もあります。ロボットが動けなくなれば、人間が助ける必要も出てきます。つまり「完全自動化」にはまだ課題が多いんです。


一方、ロボットの“頭脳”も進化中です。これまではプログラムを細かく書き込んでいましたが、今はAIが動画を見て学ぶ時代になりました。


NVIDIA社は、ロボットの学習を支援する「コスモス(Cosmos)」という世界基盤モデル(world foundation model)をリリースしました。コスモスは2,000万時間以上の映像というとてつもない量の動画を学習してます。コスモスを使うことで少しの現実の映像をもとに数百万通りの仮想環境を生成し、ロボットの大規模な学習ができるようになってきました。


さらに、米軍も壁を登るロボットや、室内を飛ぶドローンなど、物理的な制約を超えるようなロボットを開発しています。将来的には、海中ドローンが海域紛争に備える戦略兵器にもなるかもしれません。


そして最後に面白い話を一つ。


リファートさんの四足ロボット、言葉で指示を変えるだけで「犬」になったり「猫」になったりするそうです。コードを一切書き換えずに。これが、言語モデルとロボットの融合による新たな地平です。


私たちがロボットに抱いていた“未来の夢”は、今まさに現実とのギャップの中で試されています。技術の進歩とともに、人間とロボットの付き合い方も、私たちの想像力が問われているのかもしれませんね。


元記事はこちら↓


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